
「あなたはまた、こんな汚いものを拾ってきて!」
と奥さんに怒られそうな感じの、この小汚く見える箱。
カメラです。
博物館主催のオークションで、安く落としました。
ガラスケースに入っていて手に取れなかったんですけど、引き取ってみてびっくり、部品が足りないわ、レンズや枠が中に落ちているわ、バネが外れているわ・・・
カナダの博物館がこんな中途半端なものを出品していいのでしょうか!?
オークション時には、そんなこと一言も書いてなかったのに~!
と、ちょっと騙されちゃった気がしますが、自力で直せるところは直しました。
造りがすごく単純なので、外れているものは元に戻して固定して・・・という程度。
部品が足りない以外のところは直せちゃいました。
1932年コダック製の、ブラウニー(ブローニー)という名前のボックス(箱型)カメラです。
簡単な作りのボックスカメラは1900年くらいから出ていて、ブラウニーというシリーズは特に一般大衆向けに大量生産された、構造も使い方もシンプルな人気のカメラでした。
絞り?シャッター・スピード?そんなこと心配しなくてよろし!
絞りもシャッター・スピードも固定されていて、つまりいじりようがありません。
(絞りは一応2種類ありますが)
お天気がいい日に、安定した足場に立って撮りましょうねというような、フラッシュのついていないISO100のインスタント・カメラみたいな奴です。

修理と掃除と勉強を兼ねて解体できるところは解体してみました。
このボックス・カメラ、大部分が厚紙でできています。
カメラが紙でできているなんてかなり驚きですが、サビる部分が少なくてかえって状態良く残っているものが多いとのことです。
電池も要らないので、フィルムさえ買ってこれば写真が撮れます。
フィルムは、ボックス・カメラ用のを使います。

ビュー・ファインダーが2つあります。(薄く白で囲ったところ)
カメラを胸元に構えて、真上からファインダーを覗くと、そこに写真に撮れる風景が写っています。
横についているファインダーは、写真を横向きに撮りたいときにこのファインダーを上にして、同じように構えて撮ります。
この横のファインダーのレンズが、無いんですね・・・
無くても見えるんですけどね。
またうんちくを語ってしまった(笑)
フィルムを手に入れるのが面倒な感じですが、このカメラで何かを撮ってみたい!
↑で語ったことを全部抜きにしても、飾っていて素敵なアンティーク・カメラ、かな?
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